時代を支えた大先輩たち
腰の曲がったおじいちゃんやおばあちゃん。
私の育った町には、たくさんいました。
そんなおじいちゃんやおばあちゃんが若かりし頃、戦争からの復興のため、死に物狂いで働いてくれたからこそ、今の時代があります。私は、そんなおじいちゃんやおばあちゃんから見たら「孫の世代」にあたります。
時代の恩恵を受け取れないという矛盾
おじいちゃん、おばあちゃんは、若かりしころ、死に物狂いで働きました。
そうして日本という国が豊かになり、かつての青年も、おじいちゃん、おばあちゃんになりました。
国が豊かになり、その恩恵を受け取るのが当然のおじいちゃんやおばあちゃん…
でも、見たいテレビの番組録画すらできません。
好きな番組を録画しようにも機械が複雑すぎて操作できません。
番組の録画を子供や孫にお願いをすると、きまって『そんなの自分でやってよ!一度しか教えないからね!』なんて言われしまいます。
もう一度よく考えてみましょう
誰のおかげで、私たちは”のほほん”とこの時代に暮らせているのでしょう?
恩返し
私は、恩返しをしたくなりました。
スマホの操作方法やパソコンの使い方を教えることでもいい。
便利になった世の中の恩恵を、一番恩恵を受けとらなければいけない人たちに受け取っていただきたい。
例えば、テレビ電話。
遠く離れていても孫の顔が見れて話すことができる。
機械の操作が難しくて、スマホを持っていても、そういうことができないおじいちゃん、おばあちゃんがたくさんいます。
そういうサロンを町の喫茶店で時間を決めて開催しようと考えたことがありました。
私にできる一番の恩返しはなにか?
そんな気持ちが、ようやく、ひとつの恩返しを思いつきました。
私にできる恩返し
いつまでも長生きをしてもらうこと。
そのためのお手伝いをすることが、私のとっての恩返しだと気が付きました。
いつまでもボケずに長生きをしていただくために、私ができること…
それは、情景模型を通じて懐かしい情景・記憶を呼び起こし、そういう会話をしていただくことで「脳」を活性化させるということです。
回想法
昔を思い出し懐かしむことで「脳」を活性化させるというものです。
私は、歳をとるにつれ、だんだん、昔ばなしが楽しくなってきました。
当時の町並みや売られていた商品、アイドルや映画のこと…実によく思い出せるものです。また、そうした話は、初対面でも花が咲きます。
「脳」を活性化させるこの”昔を思い出すという行為”は、「回想法」といわれています。
情景模型でキッカケづくり
懐かしい話が始まるキッカケ… 情景模型がその役割となれば、とても嬉しいです。
実物を寄贈し、手に取りご覧いただくことで、それぞれの「当時」を思い出すキッカケとなれば、たちまち「脳」が活性化して会話に花が咲くのではないかと考えました。
模型が壊れたら接着剤で直せばいい…
そのくらいの感覚で作品を手に取っていただきたいと思っています。
そして、いろいろな記憶を呼び起こしていただけたら、私の作家冥利に尽きます。
「見る」から「作りたい!」へ
懐かしい情景を思い出し、自分の中の情景を作ってみたい!
そんなふうに思っていただけたら、ぜひ、一緒に懐かしい情景をつくりましょう!
IT業界が長かった私にとって、テレビ電話をつなぎ、会話を楽しみながら一緒に懐かしい情景をつくることは得意分野です。
テレビ電話という仕組みが難しくないことをご理解いただければ、ゆくゆくは、おじいちゃん、おばあちゃんご自身でお孫さんたちとテレビ電話ができるようになると思います。
情景模型を作りながら手先を自然に動かす
自分の作りたい情景を作りたい!
それは、自分の育った町、旅行先の思い出の風景…だったりします。
私もそうですが、好きなことをしている間というのは、多少の困難でも平気にこなせます。
例えば、野球がうまくなりたいから、毎日、腕立て伏せを何十回もする…ということです。
好きな情景模型を作りたいから、頑張って手先を動かし創作します。
昔から、手先を動かすことは「脳」によいことだといわれています。
情景模型作りは、手先をよく使いますので、「脳」には、とても良い影響を与えると思います。
昔を懐かしみ、会話をしながら、手先を動かす。
「脳」に良い刺激が与えられれば、きっと、いつまでも健康な脳が手に入るはずです。
時代を築いてくださった大先輩たちに、いつまでもシャキッと長生きをしてほしいです。
私も、この先ずっと情景模型を作り続けるつもりです。
情景模型の寄贈
前置きが長くなってしまいました。
このような思いから「情景模型の寄贈」を始めました。
目標
各都道府県に1作品を寄贈することを目標にしています。
寄贈先は、このサイトに記載いたします。
また、ツイッター、インスタグラム、フェイスブックといったところにも、寄贈のご報告として、寄贈先を掲載させていただきます。
寄贈基準
- 全国介護サービス施設が対象ですが、各都道府県に1施設とさせていただきます。
- 寄贈先の介護サービス名称と所在地(○○県○○市)を公表させていただきますので、掲載にご協力をいただける施設様。
- 寄贈品をオークション等で販売しない施設様。
その他・注意事項
手作業で懐かしい昭和を制作しています。そのため、作品の完成には1ヶ月以上かかります。作業風景と進捗状況はメールやLINE等でお知らせをさせていただきます。
だんだんと作品が完成していく様子を一緒に楽しんでいただけると嬉しいです。
既に寄贈された、もしくは寄贈予定のある都道府県には寄贈ができませんので、どうかご容赦くださいますようお願い申し上げます。みなさまのお声により、方針が変わる場合には、その限りではありません。その際は、こちらでご報告をさせていただきます。
作品の完成後は、梱包をして発送をさせていただきます。
送料はいただきませんが、環境資源の取り組みから、梱包時の段ボールなどはリサイクルとなりますことをご理解ください。
どうぞ、大先輩のみなさまに、恩返しをさせていただく機会を、私に与えてくださいますよう、重ねてお願い申し上げます。
問い合わせフォーム
ご理解いただきありがとうございます。
寄贈をご希望される施設のご担当の方は、下記のフォームより必要事項をご記入のうえ、「送信」ボタンをクリックしてください。
数日以内にお返事をさせていただきます。