完成作品

田舎のバス停

田舎のバス停

1/12スケールのバス停。
フルスクラッチで取り組んだ、私の最初の作品です。
完成品といっても、バス停の小屋の部分だけ… 残りは、私の中で課題となっています。
地面や停留所の看板やら、いろいろ作らなければいけない部分が山積みです。

この状態のまま、2年以上放置しています。
納得できるような表現技術が身に付いていないため、他の作品で腕を磨いている途中です。

バス停はいろんな思い出を連れてくる

夏も冬も春も秋も… 友達と一緒に通学したバス。
そのバス乗り場で、バスが来るまでテスト勉強のこと、部活のこと、恋愛のこと…
いろんなことを話す場所でした。

木の柱には、相々傘が彫られていて、学校の噂になったりして…
近所のおばあちゃんと話をしたり、雨宿りの代わりに使ったり…
本当にたくさんの思い出を蘇らせてくれます。

秋には、裏のりんご畑に真っ赤なりんごがたくさん実り、知り合いのおじさんに1ついただいて、バスの中で食べたり…
きっと、この作品を見る人も、たくさんの思い出が蘇ると思います。

フルスクラッチならではの苦労

ウェザリングという言葉も知らなければ、道具も持っていない。
そんな状態から作り始めた作品ですが、トタンの波型を作る方法については、ずいぶん悩みました。
このやり方を発見した時は、本当にうれしかったことを覚えています。

トタンを錆びた感じに仕上げるウェザリングも、その方法に「正解」が無いので、いろんな順番で塗ったり、色を変えたりして、自分の納得できる「色」を調整していきました。

バス停を作った理由

昔を思い出す目印(キッカケ)が欲しと思いました。
机の上に置けるようなキッカケを作りたいと思いました。
昔を思い出すと、幼少期のパワフルな行動力に火が付くような気がします。

これは、いつでもそのパワフルな行動力に火をつけられるように作りました。
見れば懐かしくなり、懐かしさは幼少期のパワフルな行動力に火をつけます、その行動力は、落ち込んだ気分を晴らしてくれて、やる気で満たしてくれます。
そうなれば良いなと思い、作りました。