塗装が苦手
きっと、塗装が得意な人は、荷台も経年劣化した感じに仕上げるのだと思います。
私は筆塗りしかできませんし、当時、上手に塗ることも出来ませんでした。(今でも)
ただ、バス停を作る経験から、木に経年劣化を施すことは得意になっていました。
その経験を生かせば、難しいことをせずにレトロな感じも出せるのではないかと思いました。
’56 MAZDA T2000の荷台を木製にする
約1mmx5mmの平板を現物合わせで調整しながらバタコに敷いてみました。
なんと、きれいにピッタリ!良い感じに収まってくれました。
ここからは、大好きなウェザリングを行います。
- 積み込むときにスレて劣化する場所はどこか?
- 水はけが悪くサビが強く出るところはどこか?
- 傷がつきやすいところはどこか?
- このバタコはどんな駐車スペースに置かれているのか?
そんなことを考えながら、サビの濃淡やオイル染みのような汚れなどを荷台に施しました。
完成
大事に大事に乗られているので、古い車ですがこざっぱり綺麗です。
オーナーも几帳面で仕事をキッチリ仕上げる職人肌なのだと思います。
苦手な塗装を止め、ある意味、本物の素材を使うことでリアル感を出すという方法に気が付いた出来事でした。