つぶやき

好きなことで生きていく方法は、真似から始める。

好きを仕事に

好きなことを仕事にして生活できるということは幸せです。

好きが見つからない人もいます。
私も40代後半まで、全く見つかりませんでした。
これだ!と思っても長続きがしませんでした。

ようやく「好き」を見つけて、この情景師というものを「仕事」にできたらいいなと思えるようになりました。

実は、好きを仕事にすることは「好きなこと」さえ見つかれば、とても簡単です。
大変なのは、その仕事で生活をしていくということなのです。

ちなみに、私がようやくたどり着いた「好きなこと」というのは、飽きもせずやり続けられることを指します。
好きなことを見つけようとすると、収入のこと、親兄弟の意見といった考えが思い浮かびますが、そうしたことをすべて排除して、飽きずにやり続けられることを考えると見つかりやすいです。

好きな仕事で生きていく

好きなことを仕事にするのは、「これが私の仕事です!」と宣言してしまえばそれだけのことです。名刺をつくって、私は○○を仕事にしています!と名刺交換すれば、他人から見れば、それはもう立派な「仕事」としてみてくれます。

けれども、そこからが大変です。
その仕事で収入を得る、しかも安定的に得るようにしなければ生活をすることが困難になってきます。

私は、肩ひじを張らずに、既に同じジャンルで成功している人を真似ようと思いました。
前例があるということは、自分にも可能性があるということです。
先駆者が苦労したことをあらかじめ知っておけば、同じ苦労をせずにすみます。

私の場合の参考書

この世界に入るきっかけは、全く模型とは無関係でした。
けれども、この世界に入り、師匠に教えを請い、自分でも作品を作るうちに目にとまりだした作品がありました。

それが、情景師アラーキーさんの作品です。

初めは、そのテクニックや工夫にヒントを得ようと2冊ほど著書を購入しました。
そのうちに、この人は、どんな風にして好きを仕事にし生活をしているのだろうと思い始めました。

私も、そんな生活がしたいと思っていましたので、どこかにそうしたヒントが無いか?
ネットでたくさんのインタビューやツイッターといった情報をあさりました。

すると、ご本人が、1冊の本の中身について話している記事に出会いました。
その本には、作品におけるテクニックを記載するというよりは、どのようにしてフリーランスで生活をしていくか、ということについて書いてある… こんなニュアンスのことを語られているではありませんか!

そんなことを教えてしまえば、ライバルの参入により、仕事が減ってしまいます。
それでも教えてくれるというのは、まだまだ、多くの人が参入しても全く問題ないということも教えてくれているのだと思います。

早速、その本を購入しました。それがこの本です。

実際に読んでみた感想

これは、凄い!本当に、すごい!

企業を相手にするときの防衛策や交渉術、一筋縄では終わらない提案力のすべてが、作品の紹介とともに記述されています。

私も、思いついたことを付箋に書きとめ、重要な部分には線を引きました。
すべてが重要で、ともすると線だらけのページもあるくらいです。

自分の状況に合わせて参考にするところがたくさんあるので、何度も読み返して自分のものとしてゆきたいと思います。また、こういうことができて、初めて仕事として成立するということも学びました。

もちろん、私の目指す目標と違う部分は真似をする必要はありませんが、まずは「好きを仕事にして生活できている人」の真似をしてから、自分にあわないものは徐々にカスタマイズしていけばいいのだと考えています。

私にとってこの本は、作品作りのノウハウばかりでなく、自己啓発的なビジネス本の位置づけにあります。繰り返し、読み解いていこうと思います。