情景模型を上手に作るコツと言われれば、手先の器用さになります。
写真を拡大しても柱の角が立っているとか…そういう細かなところまで気を配れている模型というのは、本当に美しいです。
こういうところの技術を磨くというのはとても大変です。
道具もある程度よいものが必要になってくるでしょう。
私の場合、お金に縛られる部分が多いので、道具や材料は「工夫」して節約することが多いです。いまだに手塗りですから、色塗りにムラが出てしまいます。
そうなると、やはり良い道具や材料を使っている作品にはかないません。
とはいえ、あまり、他人様と比べる気持ちはありません。
手の器用さ、道具・材料の良さの重要性はさることながら、私は「動線」の想像が次に重要となってくると思います。
ある模型を作るとして、その家の住人はどのように生活しているのかを想像しないと、汚れ具合の強弱をつけることができません。
ご主人がよく座る畳の部分だけスレたように演出するとか…
家族がよく通る部分は、傷みを多くする… といった想像です。
この想像のために多くの情報を入れることがとても大切だと私は思います。
私の勉強方法は、私の作りたい情景の時代について書かれた本を読んだり、写真を見ることです。
画像だけならインターネットでも良いのですが、当時の生活様子を知るには、当時のことについて書かれた文章を読むことがアイデアの蓄積に繋がります。
先日、たくさんの本が到着しました!
こういう本を読むのが楽しくて仕方がありません。そして、それが作品作りに生かせるのですからたまりませんね!