工夫&製作ヒント

電柱、室内灯用のLEDを100円均一のインテリアライトからパーツ取りします。(動画あり)

今までのLEDの使い方

以前、同じような記事をアップしました。
この記事をご覧いただければお分かりになると思いますが、この当時は、今回のような方法を用いていません。

今までの方法だと、必要のないLEDを潰して使っていました。
LEDの間隔が決められているため、作品のレイアウトもLEDの配線に制限されることが多々ありました。

以前の作品はこんな感じです。

写真の通り、電柱と室内と物干し場にLEDを仕込んでいます。
USBをポートに挿すと3球が点灯します。

電柱から伸びる黒い線はLEDの配線部分となります。
この配線部分の長さを考慮し、一筆書きのような配線図を描かないと作品が完成しませんでした。

これからのLEDの使い方

この写真は、100円均一のインテリアライトをバラした状態です。
少しだけコードを残したUSB部分、ビニール皮膜で覆われたコード部分、抵抗器が入っている部分、LEDから配線が伸びた部分というパーツに切断しました。

このインテリアライトには5球LEDがついているので、一度に5つのLEDパーツが取れることになります。ザックリ計算してみたら、こういうパーツをネットで購入するよりも、バラした方が安上がりでした。

それぞれの使い方

メインはやはり、LED球ですので、そこから説明をしていきます。

LEDから配線が伸びた部分

パーツは、LED球からヒゲのように2本の配線が伸びています。

用意しておきたいのはCR2025のボタン電池です。
先ほどの2本の線にボタン電池を付けても点灯はしません。
ちなみにボタン電池は裏と表がプラスマイナスになっていますので、ボタン電池を挟み込むように配線を付けてあげれば点灯します。

配線でボタン電池を挟むとLEDが点灯するようにするには、配線の先端をライターなどで炙ることです。
配線を火に近づけると、配線が燃え始めます。
配線に火が移ったらすぐに炙るのを止め、配線が冷めるのを待ちます。

配線をよく見ると、黒く焦げた部分と金色に見える部分があることに気付くと思います。
黒くなっている部分は、炙り過ぎです
これを目安にサッと炙りましょう。

それぞれの配線を同様に炙ったら、それぞれの金色に見える部分でボタン電池を挟みます。
点灯しない場合は、ボタン電池の向きを逆にしてトライしてください。

いかがでしょうか?
ちゃんと点灯はしましたか?

完成したLED球を電柱や車のヘッドライト、室内灯といった…
自分の好きなところに仕込みます。
仕込んだら、2本の配線を台座に穴をあけて通します。
これにより、すべての配線は台座の下に出ることになります。

台座の下では、配線のプラスマイナスをしっかり確認して、プラスはプラス、マイナスはマイナスといった具合に配線を一つにまとめ、最終的にはUSBから出ている配線に正しくつなげれば完成です。

USBのパーツに接続する前に抵抗器のパーツを入れるとよりベターです。
一つにまとめた配線を抵抗器のあるパーツにつなげ、それをUSBのバーツにつなげる。
これがベストです

少しだけコードを残したUSB部分

この部分が便利なのは何と言ってもUSBで点灯させることができることです。
電池ボックスのメリットは、どこでも作品の点灯が可能ですが、電池を装着する分、作品が重くなってしまいます。

USBでの点灯の場合、USBポートが無いと点灯は出来ませんが作品が軽くなります。
USBポートが遠くても、USBコードの延長コードをかませれば、割といろいろなところに作品を置けますので、私はUSBでの点灯の方が気に入っています。

ビニール皮膜で覆われたコード部分

LED球からヒゲのように伸びる配線では短い場合も多々あります。
そんな時に、このビニールで覆われたコード部分を延長コードとして利用します。

ビニールは縦に半分ずつ割けるようにできているので、割いて皮膜を取り除き、中身の導線をむき出しにしたら、それを撚(よ)ります。
そして、それぞれをLED球から出ている線とつなげば、延長は完了です。

延長した部分は導線がむき出しになっているので他の線との接触で接触不良を起こしかねません。それを防ぐのが「熱収縮チューブ」です。

あらかじめどちらかの配線に通しておき、むき出しになった配線どおしを撚って繋げたら、つなげた部分にあらかじめ通しておいた熱収縮チューブをもってきて、ライターで炙ります。

するとチューブがドンドン縮みます。
これで他の配線との接触による通電不良がなくなります。

抵抗器が入っている部分

抵抗器の役目ということについては、勉強不足でよくわからないのが現状です。
ただ、もともとあったものだから、付けておこうというのが正直なところです。
USBからの電源供給の際、電流が流れ過ぎないようにしているパーツだと思います。

想像でしかないのですが、電流が流れ過ぎると電球が切れたり、発火するかもしれません。
そういうことにならないためにも、あったパーツはそのまま使うというのが良いかもしれません。

とはいえ、分解して再度つなげているような状態ですので、抵抗器を付けたからといって安全には程遠いかもしれません。ただ言えるのは、いままで事故が無いということです。
そのため、このように作り続けています。

ゆくゆくは配線のための勉強も必要になってくると思いますが、それまでは、これらの記事は取捨選択してください。